暮らしと文化
4本時間が言葉や習慣に残したもの、暮らしのなかのリズム。
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夏の昼は二時間四十分、冬は一時間二十分 ― 季節で伸縮する一刻
江戸の「一刻(いっとき)」は、おおよそ二時間。でも、その長さは季節でまるごと変わりました。夏の昼は二時間四十分、冬の昼は一時間半そこそこ。同じ名前の単位が倍も伸び縮みした、その振れ幅をたどります。
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九つ、八つ、七つ… なぜ数は減っていくのか
江戸の時刻は「九つ、八つ、七つ…」と、数が減っていきます。なぜ増えずに減るのか。なぜ九から始まるのか。時の鐘の打数と、陰陽の「九」をめぐる、よくできた仕掛けを解きほぐします。
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音が時刻だった都市 ― 鐘で起き、鐘で店を閉じた江戸
時計を持たない江戸の庶民は、どうやって時刻を知ったのでしょう。答えは「音」。時の鐘が都市の脈拍を打っていました。捨て鐘三つの作法から、設置数や撞き順をめぐる通説の揺らぎまで、耳の都市を歩きます。
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「おやつ」はなぜ三時なのか ― 言葉に残った江戸の時刻
午後の間食を、なぜ「おやつ」と呼ぶのでしょう。その三文字には、江戸の時刻「八つ」が化石のように残っています。おやつ、丑三つ時、正午——言葉に生き続ける不定時法をたどります。